営農塾初回 講義と実習

農業

こんにちは、ゆうポニョです!

営農塾に初参加してきました。本当は水曜日に講義がある予定でしたが、コロナの状況が悪化したために初回の講義、オリエンテーションは中止になり、今後は講義は全てWebexを使用したオンライン会議になるようです。

今日の内容

・講義:野菜の生産と利用
・実習:夏野菜の品種毎の様々な作業体験と収穫作業


簡単なオリエンテーションの後に講義を受講しました。
講義の資料として、「新版 野菜栽培の基礎」池田英男・川城英夫編著を使用。
内容は第一章野菜の生産と利用
野菜に関する基礎知識について
・野菜の種類
・食品としての野菜の特徴
・野菜園芸
・野菜の消費動向
・茨城県野菜の概要
・流通の変化

上記の大枠の内容の内、講義中に先生が重要だとしてた点について記します。

これから、就農する人は作り方と売り方を学ばなければなりません。
最初にはっきりとさせないといけないことは、誰に何をどのようにして売るのか
これにより、作り方が変わります。

高品質な野菜を求めている人を対象にするのか、それとも加工用の安定した品質のものを定量生産するのかなど。
上記のような対象が定まったら、作る作物についての「作型」について考えます。
「作型」は「地域や季節に応じて異なる自然環境において、作物の経済的栽培を行うための、類型的技術体系」と定義されているようです。
作型は品種、栽培環境、栽培管理技術の3つの要素から成り立つ。品種は同じ作物でも旬の時期が少しずつ異なる。栽培環境はどの地域で作成するのか、施設(トンネル栽培、パイプハウス、温室)を使って環境を制御することで異なる。栽培管理技術は旬の季節に育てるのか、抑制栽培、促成栽培などがある。

野菜の流通・販売では、最近の動向として市場のせりは減少し、スーパーなどとの相対取引、直販が増加。後は加工品の原料としての野菜の需要が高まっているようです。カルビーがジャガイモを求めている、カゴメがトマトを求めているのは最近よく聞きます。

*:相対取引:1~2週間前に産地情報等をもとに大枠の数量を決め、取引当日に市況等を勘案し、取引価格と数量を決める。

植物の分類
覚えておきたいのは大きく2つ。
・利用部位による分類
・植物学的な分類

利用部位による分類は
・葉茎菜類(葉菜類ともいう):地上部の葉・茎あるいは花・つぼみを利用するもの
・果菜類
・根菜類
これらはよく使われるし、市場などではこの分類毎に仕分けられるそう。

植物学的な分類
これは、同じ科に属する野菜は性質や病害虫が共通するものが多いために覚えておきたい。連作障害対策等を考える時に重要。

今日の講義では上記の内容を特に重要だと教わりました。

ゆうポニョは最終的に高品質な野菜を作れるようになりたいのですが、最初はそこまで高級野菜は作れないので、新規就農の状況を踏まえて「誰に何をどのようにして売るのか」をはっきりさせていかないとです。

・実習:夏野菜の品種毎の様々な作業体験と収穫作業

実習は枝豆の播種、スイカの手入れ、トマトの花へのホルモン散布、ピーマンの管理等を習いました。

枝豆の播種


スイカのお手入れ


・トマトの花への植物ホルモン噴霧
花房の花が3つくらい咲いているものを探す。その花房付近の腋芽をまず除去する。
花房を指で挟み、噴霧した植物ホルモンが周りの葉に付着しないように気を付ける。花の中心に植物ホルモンがかかるように吹きつける。もしも植物ホルモンが葉についてしまうと葉が萎れるらしい。

・ピーマンの整枝
3節目まで実を付けさせない。
側枝は1,2個実を収穫したら切り落とす。

・収穫作業

職員の方々が育ててくれていた作物を色々と収穫。
玉レタス、リーフレタス、スナップエンドウ、ボールキャベツ、春ニンジン、早掘りバレイショを収穫。皆で袋詰めした後で、格安で販売してくださった。

実習はめちゃくちゃ詰め込んでくれているので、次はメモ帳を持っていくのを忘れないようにしよう。
下道で軽トラックで1時間以上かかるのは大変だけれども勉強になるので、頑張って通おう。

農業未経験で新規就農する人には色々と勉強になるのではないでしょうか。営農塾お勧めです!

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