営農塾 6月12日実習

農業

こんにちは、ゆうポニョです!
6月に入って農業関連の記事を上げていなかったことにびっくり!

営農塾で実習を受けた内容を紹介したいと思います。

  • ・ピーマンの整枝作業
    ・ネギへの施肥
    ・その他色々


・ピーマンの整枝作業

ピーマンはトーナメント表のように2つ分岐を繰り返して成長していきます。
作物の育成には栄養成長と繁殖成長のバランスを適切な状態に導く技が重要となります。
適切なバランスをとることで収穫期間を長くすること、収穫物を良い状態で収穫出来る等を実現します。

ピーマンの整枝作業の重要点
・最初の3節まで実をつけさせない
・4~6節の分枝が勢いがよい範囲は側枝の整枝が重要
・側枝からの果実は1~2個まで収穫し、2個目を収穫したら、その側枝の1節目を切り戻し

最初の3節まで実を付けさせないのは、最初から実をつけさせてしまうとすぐに息切れを起こしてしまうのを防ぐため。どっかの誰かみたいに序盤から脚を使い過ぎてレース全体のタイムが落ちるみたいなものでしょうか。

4~6節は側枝の勢いが良く、この部位をしっかりと整枝してあげないとジャングル状態になって風通しが悪くなり、病虫害の温床になってしまうのを防ぐ、残された葉が十分に光を受けられるようにするといった目的があります。


・ネギへの施肥その他色々

ネギは他の作物よりもN(窒素)を多量に必要とします。それでいて、根からの栄養吸収能力が低いので、緩行性肥料をあげると良いそうです。長くじわじわと効いてくれるので。
今回はネギの横に溝を掘り、溝の7割くらい牛フンを施肥しました。牛フン堆肥は緩行性肥料であるだけでなく、土壌物理性の改善効果もあり、土が硬くなりにくく水分保持能力が高まります。営農塾の畑では有機肥料を使うので土壌がとてもふかふかなのです。

その他としては、カボチャがある程度大きくなったら、ダンゴムシからの食害を防ぐために稲わらとカボチャの間にプラスチック製の容器のクッションを置いてあげていました。このクッションを置く時に、実と植物体をつないでいる部位を折らないように注意が必要。

トウモロコシの食害
トウモロコシの一部がカラスとハクビシンに食害を受けていました。ハクビシンは実の食べ方が汚く、カラスはあの大きな嘴を器用に使って実を一粒ずつ食べるので、どちらに食害を受けたのかが見分けがつくそうです。この情報を基に獣害対策を。

トウモロコシの収穫作業
実の付け根のくびれたところを逆手できゅっと握り、もう一方の手で実をばきっと折ります。果実のおしりから3cmくらい茎を残すのがよいそう。

あとは、トマトの第一花房の一個下の葉を残し、それより下の葉は葉かきする作業等をしました。

色々な作物の育成技術を実際に体験して、授業で習った内容を復習できるのはとても良いです。

多品目栽培のために、これからも色々学ぼう!

収穫したその日のうちに茹でて食す!!!旨い!!!!!!
薄皮2枚程度を残し、水から沸騰しない程度に中火で5分くらい茹でました。茹でる時は落としぶたで重しをつけましょう。

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